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2007年12月05日

カオス・マシンの開発

 本装置は、亀岡紘一元教授(機械知能工学教室)が開発されたもので、県大はもちろん、他大学においても学部及び大学院の研究、教育に活用されているそうです。(H20年3月当時)
開発時期、開発の狙い、感想などメールか下記のコメント欄でお寄せ下さい。
P1010284.JPG 説明内容:振子棒の動きは不規則です。その要因が外的なもの(例えば、不規則な風、床振動)でないことは明らかです。もちろん装置の不具合でもありません。加振されてはいますが、加振波形は正弦波状で規則的なものです。
 実はこの不規則性は、この系(非線形系)のもつ本質的性質です。この現象はカオスと呼ばれ、ミクロからマクロの世界まで、物理現象から生命現象に至るまで数多く見出されています。また、現代数学に基づく奥深い数学的構造もかなり明らかにされています。

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1984年01月01日

減圧気体内の熱流力測定装置の開発

 減圧気体内で球粒子の受ける熱流力を細線ねじり秤(はかり)を用いて測定するために用いるものです。
本装置により、既往の理論に反して、熱流力は粒子と気体の熱伝道度の比に依存しないことを示しました。また、粒子に及ぼす拡散力を測定し、拡散すべりと速度すべりを考慮した理論式によって推算できることを示しました。
 真空に近い減圧の気体中で役に立つ微粒子を作るとき(たとえば真空容器中に原料ガスを入れて反応させて光を発する微粒子などをつくる)、その反応が起こっていく状態を計算によってシミュレーションができると、装置を設計するときに役立ちます。その計算には、微粒子がどのように動くかを予測する理論が必要ですが、この装置を使った研究によって、ある温度を持つ壁の近くの微粒子の独特の動きを性格に知るための理論をつくることが可能となります。
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